ChatGPTで、栃木県特色選抜入試の結果を自動作成してみた。
前回に続き、ChatGPTの能力を試してみる。
栃木県「特色選抜入試」の結果をChatGPTで出力できるか?
2月14日は、栃木県の推薦入試にあたる「特色選抜入試」合格発表日なので、それを題材とする。
栃木県教育委員会から、2月14日に発表された資料。
栃木県内の4,828人の高校生が受験し、3,162人が合格。1.74倍の倍率だった2023年の栃木県県立高校特色選抜入試を、AIのChatGPTとともに振り返る。
栃木県には114のコースがあるので、一つ一つ書きたいところだが、今はそれをする時間がない。そこで、ChatGPTで、試すことにしてみる。
ChatGPTは、集計表を読み取り、自動で文章作成できるのか?
ChatGPTのこの画面から、指示を打ち込む
指示は、こんな感じでどうだろうか・・・・・
まあ、プログラムやったことがないから、日本語で命令口調にしてみる。
指示を命令形で出せるというのは、ちょっとした快感。
<指示文> 次の<表1>から左端の番号順に、次のようなデータを日本語で作りなさい。1)学 校 名&学科(系・科)は募集定員〇名で特色選抜の割合〇%のところ、合格内定 人員が〇名で合格内定 倍率は〇名となった。一般試験定員は〇名 という文を左端No1から10まで作りなさい。 次の<表1>から左端の番号順に、次のようなデータを日本語で作りなさい。1)学 校 名&学科(系・科)は募集定員〇名で特色選抜の割合〇%のところ、合格内定 人員が〇名で合格内定 倍率は〇名となった。一般試験定員は〇名 という文を左端No1から10まで作りなさい。
ここに、データをコピペしてみる。
ChatGPTに投入!どうだ!!!!
動き出した!!!
うおおお・・・・・・・
なんかすごい・・・・・・・
でも、10行目までを指示したはずなのに、9行目で止まった( ゚Д゚)
そうすると、19行までしか表示できないのだろうか???
では、精度はどうだろうか?
Google(アルファベット)が、ファクトチェックをせずにAIの暴走で株価を7%下落させた。
一応チェックしてみる。(この9高校だけだけれど・・・)あとはノールックです。
<ChatGPTの書いたもの> 1)宇都宮普通科は募集定員280名で特色選抜の割合は10%で、合格内定人員は25名で合格内定倍率は1.56名となった。一般試験定員は249名。
本当にそうだろうか???
うーん、1行目の宇都宮高校で確認だ・・・・
①募集定員は 280名→OK
②特色選抜割合は 10% →OK
③合格内定人員は 25名 →OK
④合格内定倍率は 1.56名→あっ・・・自分の指示を「名」としてしまった。数字はOK
⑤一般試験定員は 249名→OK
うぉ・・・・合っている!
これは期待ができる。
No1の最終行の白陽高校農業経営科で再度確認だ!
ChatGPTの解答 9)宇都宮白楊農業経営科は募集定員40名で特色選抜の割合は30%で、合格内定人員は14名で合格内定倍率は2.36名となった。一般試験定員は26名。
①募集定員は 40名 →OK
②特色選抜割合は 30% →OK
③合格内定人員は 14名 →OK
④合格内定倍率は 2.36名 →OK 同様に自分の指示を「名」としてしまった。数字はOK
⑤一般試験定員は 26名 →OK
これは使える!!!
使えすぎて、単純労働が必要なくなる。また精度が高いために、確認しなくなってしまう。
とりあえず「精度」よりも「速度」ということで、ChatGPTにて作業を続ける。
ああ・・・・・・
1時間でたくさん質問しすぎたため、限度に達してしまったようだ。
世界中からサーバーにアクセスが集中しているのだろう。
<1分後>
動き出した。
ChatGPTが作成した文章 1)宇都宮白楊の生物工学科は募集定員40名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が14名となった。合格内定倍率は2.43倍。一般試験定員は26名。 2)宇都宮白楊の食品科学科は募集定員40名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が14名となった。合格内定倍率は3.50倍。一般試験定員は26名。 3)宇都宮白楊の農業工学科は募集定員40名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が14名となった。合格内定倍率は1.14倍。一般試験定員は26名。 4)宇都宮白楊の情報技術科は募集定員40名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が14名となった。合格内定倍率は1.79倍。一般試験定員は26名。 5)宇都宮白楊の流通経済科は募集定員40名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が14名となった。合格内定倍率は2.29倍。一般試験定員は26名。 6)宇都宮白楊の服飾デザイン科は募集定員40名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が14名となった。合格内定倍率は3.00倍。一般試験定員は26名。 7)宇都宮工業の機械システム科は募集定員120名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が42名となった。合格内定倍率は1.67倍。一般試験定員は78名。 8)宇都宮工業の電気情報システム科は募集定員80名で特色選抜の割合30%のところ、合格内定人員が28名となった。合格内定倍率は1.39倍。一般試験定員は52名。
このように、単純なデータの抽出はできるようである。
エラーが出たので、本日は中断します。
結論
本日の程度のexcel表を定型で出力するには、今まではエクセルの関数やマクロを使用していた。もtろんexcelでもいいのだが、日本語で指示したものが出力されるというのは画期的である。
適切に指示を与えれば、十分人間の役に立つ。これは知っている人と知らない人に大きな格差を与えることとなる。これが、デジタルデバイドというやつか??
※栃木県立入試の特色選抜結果は、別のページにて掲示します。
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