2月20日現在の、一般選抜(3月入試)倍率状況は、下記を参考にしてください。
2023年栃木県の特色選抜志願状況
2023年 栃木県公立高校特色選抜志願状況(1月31日現在)
※2023年2月14日の合格発表分析は2月15日の予定です。
2023年栃木県の特色選抜志願状況が発表となりました。
栃木県では2月の「特色選抜」が推薦試験の役割を果たし、3月の「一般試験」が実力勝負となります。
特色選抜では定員の10%~30%を定員とすることが多く狭き門になっています。
もちろん特色選抜で不合格の場合には、一般試験を受験することができます。
特色選抜は、面接と作文を課すところが多く、学科試験がある高校は限られます。
<2023年の状況>
宇都宮東の定員割れと、宇都宮中央高校の高倍率
栃木県の2023年の状況として、まず県央宇都宮地区では、県内最難関の宇都宮高校の倍率が1.39、宇都宮女子の倍率が2.25となっています。また、3月の一般試験を実施しない宇都宮東高校は、0.98と、まさかの定員割れをしています。原因は断定できませんが、学校作成問題を課す宇都宮東高校を避け、2022年に共学化した宇都宮中央高校(旧宇都宮女子高校)に流れたとも考えられます。
宇都宮中央高校は普通科で4.25倍、総合家庭科で3.50倍と非常に高い倍率となっています。試験が小論文と面接だけのため、多くの受験生が集まっています。
宇都宮北高校は特色選抜割合が10%と、宇高・宇女・中央並みに割合が低く、一般試験重視を貫いています。そのため、特色選抜の定員が少なく、倍率も3.25倍となっています。
2023年夏にLRTが開業する清原地区にある清陵高校は、倍率が1.73倍となっています。
白陽高校・宇都宮商業高校・宇都宮工業高校の専門学科3校は、を特色選抜で30%を定員としており、平年並みの倍率となっています。
塩谷地区では、さくら清修高校の1.75倍のほかは、1.5倍を切る倍率の高校が多くあります。
那須地区では、女子の名門大田原女子の2.08倍に対し、男子の名門が大田原高校が0.88倍と、まさかの定員割れとなっています。但し、定員割れ=全員合格ではないので、油断せずに望む必要があります。
安足地区(佐野・足利)では、佐野高校、足利高校とも3倍程度の倍率となっています。
2023年の一般試験への影響
受験生個人としては、特色選抜の結果次第でその後の進路が変わります。
また、特色選抜を見ると、宇都宮中央高校人気が高いため、以前は320点程度でも合格できていた宇都宮中央女子のイメージで臨むことはできない様子です。
本年の宇都宮中央高校のボーダーラインは370点を想定しなければなりません。
同時に、出願変更の際に、志望校を下げる生徒が多いため、宇都宮北へのシフトが予想されます。本年は昨年同様、宇都宮中央・宇都宮北が難化する可能性があります。
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