高校入試 英語長文学習の3つのポイント

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  •  学問に王道なし

高校入試の対策はかなり大変で、即席の勉強法はありません。

「1分で読める」とか「1か月で偏差値10アップ」といったキャッチ―な文句は魅力的ですが、ごく一部の事例を誇張したものであり、エビダンスに乏しく、再現性が疑わしいことがあります。「学問に王道なし」を旨として、まずは3か月間、努力することが肝心です。

①高校入試問題を知ろう

 

高校入試の英語って、難しくてどうしたらいいのかわからない・・・・

まずは、高校入試の問題を眺めてみましょう。公立・私立とありますが、一部の超難関高校を除いては、同じ学習の方法で一定の学力まで高めることができます。大まかに4つの分野から成り立っています。

①リスニング・・・10分~15分程度の問題が多く、25点前後の配点が一般的

②文法・・・・・・中学の文法からの出題。不定詞・動名詞・受け身・比較・完了形などを問うものが多い。但し、最近の傾向では文法単独問題が減少してきている。

③長文・・・・・・200字~500字程度の長文。(60点程度の配点が多い)

A:対話文 B:イラストの入るビジュアル問題 C:説明文などの分野が多い

④英作文・・・・・5文、または30語など、複数の文章を書かせる問題が多い。(5~10点の配点)最近の傾向は、付け焼刃が効かなくなってきており、練習が必要。

 

「敵を知り、相手を知れば百戦危うからず」といいますので、まずは入試問題を見てみるといいでしょう。

②英語の模擬試験が伸びない原因とは?

定期テストは良かったけど、模試を受けたらボロボロだ・・・

中3の夏ごろから、「定期テストは良いけど、模擬試験では期待したほど点数が取れない」という言葉をよく聞きます。その原因は一体何なのでしょうか。

  • 模試が伸びない原因その①:初めて見る問題に対応できない

模試は、受験者の公平性を図るため、初めて見る問題で作られます。大まかな試験範囲はありますが、今まで習ったすべての範囲からの出題ですので、範囲は全てです。海の中を泳ぐようなのものですから、溺れる人も続出します。その中でも、英語は要素が複雑にからんでいるために、何を聞かれているのか、長文では何が書いてあるのかわからない、ということになりがちです。傾向と対策が必要であり、同様の形式を反復して練習することで同じ学力でも得点が変わってきます。

  • 模試が伸びない原因その②:語彙力がない

英語の基本は単語です。極論を言えば、単語さえ分かって書ければ、80点までは取れます。英語の問題集を一生懸命やったとしても、火曜日(Tuesday)や、12月(December)など、基本単語が書けなければ、得点になりません。中学校で習う単語は約1800語あります。(単語のページを参考)1800程度ならば、18日で意味を覚えることができます。また、書けないといけない単語は600語程度です。重要単語をしっかり理解することは、学習の柱として継続する必要があります。単語はリスニングにも必須で、聞いたことを書きとる、表現する問題で必要になります。当然のことながら、6割を占める長文問題で必須の力になります。語彙力は、単語もありますが、2語以上で意味を作る熟語もありますので、熟語も注意して学習することが大切です。このサイト「受験合格ドットコム」では、各教科書ごとの単語帳がありますので、中1・2・3年の単語を確認しながら語彙力を養うことができます。

模試が伸びない原因その③:英語の音声学習をしていない

英語は学問ではなく言葉です。母が子供に話すように、本来であれば耳から入り、口から発されるものです。ですから、文字からのアプローチだけでなく、音声を使ったアプローチが非常に大切です。音読により、言葉の意味、文章のつながり、リスニング力など、多くの力が養われます。

学校の先生から「教科書を音読するように」という指導を受けると思いますが、10人のうち、9人は実行しません。聞かれることが恥ずかしかったり、どんなふうに読むかわからなかったり、面倒だったりと、理由は様々ですが、いずれの理由にしても音読を頑なにしない生徒は多いのものです。

 しかし、周囲のほとんどの人が音読をしないということは、丁寧に毎日音読すれば成績が伸ばせるということです。現在は教科書にQRコードがあり、読み取ると音読ページに移行します。ですから音読をしやすい環境が整っています。このサイト「受験合格ドットコム」には、長文問題に音声をつけていますから、音声を聞きながら学習を進めることができます。

  • 英文法を基礎とした、正確な英文読解ができない

 「長文が読めない」という人は多くいます。10人中、9人は長文が苦手と感じているでしょう。但し、本当にほとんどの単語が分からない、という人から、鍵となる単語がわからずに得点をこぼす人など、様々なレベルがあります。まずは、単語力を充実させることを前提として話を進めていきます。

試験の長文には設問があります。長文中の問題は2種類あり、単純に知識で解けるもの(イディオムを埋めるなど)と、内容に関する問題とがあります。内容に関するものは、長文の本文が分かっていることもそうですが、答えの根拠の文章を、正確に直訳する能力がとわれているのです。「~を説明しなさい」と書いてあっても、実際は根拠の文章の直訳を求められていることがほとんどです。

そのためには、定型的な英文(want 人 to :人に~してほしい など)を一度学習し、正確な和訳に努めることが必要です。このサイト「受験合格ドットコム」には、「はじめての長文読解」にて長文の読み方を習得できる教材を提供しています。

③模試・受験対策としての英語長文学習法

結局、何をしたらいいの?

英語の学習は広大です。数学であれば、基礎計算など、確実に伸びる分野があるのですが、英語はどうしたらよいか、悩むところです。そんな中3生のために、おすすめのカリキュラムを作成しました。どう勉強したら良いか分からない人は、「受験合格ドットコム」を使って勉強を進めてください。

① 英単語
約1800語
受験合格ドットコム
英単語ページから
SUNSHINE
NEWHORIZON
CROWN
自分の教科書を選択して実施します。
毎日50の英単語を実施(約30分)
60日で中1・2年の英単語が終了します。
②受験対策基礎講座受験合格ドットコム
受験対策基礎講座
No1~25まで
受験対策基礎講座のNo1~25まで
(15日間で完成)
PDFで印刷し、音声を聞きながら実施することをおすすめします。
解答の復習問題も実施することがおすすめです。
③はじめての長文読解受験合格ドットコム
「はじめての長文読解」
受験対策基礎講座が終了した人、または並行して実施。
基本のルールを確認しながら、直訳を大切に学習してください。
④各都道府県の入試問題受験合格ドットコムの
入試問題ページ
または
過去問を購入
基礎力がついた段階で、入試問題を実施。
入試問題は解くだけでなく、音読をして、暗記するくらいに読み込んでいきましょう。

 

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